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糖尿病の予防と改善は、4つの注意ポイントで

糖尿病は、合併症も発症する大変怖い病気です。
最先端の研究で判明した4つの注意ポインを守って、糖尿病の予防や治療に役立てましょう。

1 腸が出しているサイン知って隠れ血糖トラブルを早めに見つけよう

お腹が空いている時には正常な血糖値なのに食事の後に急激に上がる食後高血糖など、普通の検査では見つけにくい「隠れ血糖トラブル」早期に発見しておくと良いと思います。
そのためには血糖値を普段から数多く測っておき、腸のサインに注意することが重要です。
現在、血糖値を測定する機器指先に針を刺して血を採るタイプがメインでチクッとする痛みなどが嫌なものです。
最近では腕にコインくらいの大きさのセンサーを付け、そこに測定器の本体をかざすだけで細胞組織の中の糖の量を測る器具が保険適用になったので、興味があればかかりつけの医師に相談しましょう。
食後血糖値の急激な上昇や睡眠中の低血糖、薬を服用する前後の数値などがハッキリわかるようになり、針を刺すチクッとした痛みや手間をとらずに隠れ血糖トラブルを見つけることができるようになっています。
慶應義塾大学医学部腎臓内分泌代謝内科教授の伊藤裕先生は、隠れ血糖トラブルを考慮すると HbA1cが5.6%以上の方は放置せずに糖尿病の専門医に話してみることをすすめています。
血糖値は全身のホルモンので方が適正に機能しているかを知るためにも利用できますし、血糖異常を早目に見つけて正常に戻せば糖尿病だけでなく、認知症やガンも未然に防ぐことができます。
簡単便利な測定器を使用して自分の血糖値の変化を認識すること、そして食欲やお通じなどお腹の状態について関心を持つことで、糖尿病をふくむ生活習慣病を予防するためには重要なことです。
と言うのも腸内フローラには健康を保持する多くの働きがあるからです。
腸のサインを今日から知るようにしましょう。

腸内フローラが働くと次のような作用があります。

  • 血圧安定
  • 肝臓機能の活性化と維持
  • 腎機能の活性化と維持
  • ホルモンやビタミンの生産
  • 脂質代謝の改良
  • 糖質代謝の改良と血糖値を安定
  • 免疫の働きの改善
  • 腸内 pH の保持
  • 病原菌や有害菌の増殖を抑える
  • 感染予防
  • 腸の機能を活性化
  • 有害物質の分解と排出を促す

腸内フローラのバランスを保つための注意

  • 食物繊維の摂取
  • 運動する
  • 快眠する
  • お通じをよくし、乳酸菌を摂取
  • 塩分を少なくする

2 家族に糖尿病歴のある方は早めの血糖コントロール

日本人では大人になってから発病することが多いのが2型糖尿病で患者の数は糖尿病全体の約95%にもなります。
そしてその原因には遺伝要因と環境要因の2種類があります。
遺伝要因は両親や祖父母などに糖尿病の人がいらっしゃると、いない人に比較すると発病する可能性が高いとされています。
遺伝要因を持つ全ての人が発病することでもありません。
過食、早食い、偏食、運動不足、肥え過ぎ、高血圧、喫煙、飲酒などの生活習慣が環境要因であり、このようなことがいろいろ重なっていくと糖尿病を発症する危険性がいっそう高くなります。
遺伝要因がある方などは、どちらにも該当しない人たちよりも糖尿病を発病する危険性が高いため早目に医師にお話した方が良いと思います。

6 最も新しい糖尿病治療薬の知識を

糖尿病の服用薬には1 肥満になると起きるインスリン抵抗性を向上しインスリンの作用を改善する薬、2 インスリンの分泌を強制的に増加させる薬、3 小腸や腎臓からの糖の吸収を抑制する薬などがあります。
1の薬は、肥満を無くさなければ十分に効果が出ません。
2の薬は、インスリンの出方を促すために膵臓に負担を及ぼすだけでなく、不必要に血糖値が低くなりめまい、ふらつき、意識障害、心筋梗塞などの心疾患、脳梗塞や認知症などの危険性も高くなります。
最も耳目を集めているのが3の効果を持つ薬で、膵臓のインスリン分泌能力が低くなった病人に使われます。
膵臓を酷使せずにグルカゴンの作用を抑える低血糖も抑制するほか、心血管病の危険性も低くなります。
この他に腎臓が糖を再摂取するのを邪魔して尿の糖分を排泄させて高血糖を防止する薬もあります。

4 糖尿病が治りやすい性格、治りにくい性格

伊藤教授は糖尿病の治療を約40年以上もしており、病人の全身を診察し、かかりつけの医師医として長くお世話していくことを信条としています。
糖尿病が悪くなりにくく、良くなっていく方には明るい、意欲的、データが好きという傾向があるとのこと。
明るくて、前向きな方は治療にも積極的に取り組みますし、データーに関心がある方は体重、血糖値、血圧などの変化にすぐ気づくので、目標を持って積極的に病気に対する気持ちがあるそうです。
暗く、あまりしゃべらずに、消極的な方には治療への心構えや体のデータへの興味を持つように診ている時も、色んな話をしながら前向きにしてもらおうと考えているそうです。
「頑張れ」や「反省しなさい」と言う言葉より「ありがとう」、「いつでも力になるよ」と言う家族や友達の支援や気持ちもある意味良い薬になります。